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社会保険労務士 菊池 麻由子

①テレワークでコミュニケーション上手はデキる人⁉

    新型コロナウイルスによる緊急事態宣言により加速して広がった在宅勤務。在宅勤務を実施したことがある、または現在も実施しているという企業は、東京商工リサーチによると全企業の半数以上、その中でも実施したけれど、現在はやめたという会社が4社に1社と言われています。
    やめた理由、それは「生産性が上がらない」「マネジメントできずパフォーマンスが落ちる」「テレワークできる人とできない人の不平等」といった組織マネジメントの課題によるという回答が多くみられます。
    しかし、会社や業種によっては、出社が禁止されて在宅勤務を余儀なくされている方も多く、長期化すると在宅勤務環境によって心身に支障が出てくるケースのご相談も増えてきています。 

     先日リクルートキャリアが発表した調査には大変興味を持ちました。在宅勤務経験者の6割が在宅勤務前にはなかったストレスを実感している、さらに仕事中に「雑談」があるかないかの違いでストレス解消具合に差が生じるというものでした。また、そのストレス解消がうまく進まない年代として50〜60代が顕著だということです。そこで、今回は在宅勤務における適切な「雑談」について考えていきましょう。
    「雑談」とは、“「特にテーマを定めないで気楽に会話すること」(ウィキペディアより)” とあります。 ネットで「雑談」と検索をしてみました。するとどうでしょう、「雑談力」「雑談術」「雑談のルール」・・・といった雑談のテクニックが詰まった本のオンパレードです。 

     現代の雑談はコミュニケーションの潤滑油的なものでは済まず、ビジネスにおいては一流、二流、三流とか、超一流とか、上手い人、下手な人、得する人、損する人、知的などなど、その人の仕事上の能力評価にまでなってしまうほどの地位にまで高まっているようです。 

    いかがでしょうか。たかが雑談という認識は昔と比べて変わり、その人の一つの能力として見られる傾向にあるようです。 「雑談」はいまやビジネスにおいて個人の能力として見られる傾向にあり、たかが「雑談」とは言えない雰囲気になっています。
    そしてそれを反映するかのように巷では「雑談」関連の書籍があふれ、雑談力を養成するためのセミナーや講座も開催されています。
    しかし、逆にいうと、それほどまで「雑談」に苦手意識を持っている人が多いという、一つの表れではないでしょうか?「雑談」という言葉で表現されていますが、「雑談」に限らず、人とのコミュニケーションに苦手意識を持っている方がいかに多いか!というのも垣間見えます。改めて考えてみたいのは、「気楽に会話する」という本来の「雑談」の定義はもはや失われ、特にビジネスの場では、仕事自体に影響を及ぼすほどのプレッシャーストレスを与えるものになってはいないだろうか?ということです。 

    例えば、ある調査で『雑談が足りないとストレスが高まり、仕事にも影響が出る』などと書いてある記事を目にすると、真面目な人事部、経営者の方は、「明日からうちの会社も雑談タイムを作ろう!」と考えてしまいがちですが、これはいけません!このような時、真面目な社員ほど急いで雑談に関する本を探そうとする可能性があるでしょう。
    そして、本を読みながらどんな雑談をしたらいいか?で悩み、様々なストーリーを考える事に時間を使い、気づくと、あれ?仕事がまったく進んでいない!なんてことも・・・。これでは本末転倒です。私が今回お伝えしたいのは「雑談をする」ことが目的ではなく、なぜ必要なのか?どんな「雑談」の場が必要なのか?というのを考えることです。 

     実は、私も雑談が苦手です。テーマがあり、それについて話すとか、最近は「チェックイン」といって、会議に入る前に「今ここ」を言ってから本来のテーマに入っていくというのには大分慣れました。 

    特にテーマを定めないで気楽に会話するという雑談の本質から考えると、雑談を評価するというのは適切とは言い難いものです。もちろん人間ですので聞く側にとってはつまらない、くだらないなどと感じることはあるでしょう。しかし、それはあくまでも聞く側の主観であると言えるでしょう。 

    いかがでしたか?「雑談」が不足するとストレスが高まり仕事に悪影響を及ぼすというのは、放っておける事ではありませんね。 

    <その②では、在宅勤務を採用している企業がおこなっている対処法など実例を見ていきますね!>

    オールライフケア合同会社 提携パートナー
    社会保険労務士法人ネクステップ菊池麻由子

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